電源が入らない 電源スイッチのパソコン修理

記事監修者紹介

三度の飯よりマザーボード修理」が好き、社内のあだ名は「マザボ男」や「マザボさん」。生まれ変わったら某社のマザーボードになりたいという夢を持つ社内1の「GPU交換」から「回路補修」、「基板修理」ならお任せのスーパーマン。

電源が入らない！？パソコン修理

電源が入らない症状のパソコン修理を行いました。

DELL inspiron14 5000シリーズのノートパソコンで、電源が入らない。全く反応しないとご相談を頂きました。

このDELL inspiron14の電源が入らない修理は過去にも行ったことがあり、その際には「マザボード故障」でした。

電源スイッチ故障！？

実際にお持ち込みを頂き、実際のパソコンを確認したところ、確かに電源が入らない状態でした。ACアダプタにも問題がなく、電気が流れていることも確認出来ましたが、スイッチを押しても電源が入りません。

マザーボード故障なし

通常、このような症状の場合、パソコンのマザーボード故障が原因のことが多いのですが、電源装置でパソコン内部に流れている数値を計測したところ、マザーボード故障が置きているには考えられません。数値は至って安定しております。

電源スイッチの反応なし

また、電気が流れているにもかかわらず、電源スイッチを押しても数値に変化がありません。

通常であれば電源スイッチを押すと、パソコンが起動し電気の量に変化が現れるはずなのですが、数値に全く変化がなく電源スイッチを押されたことを、パソコンが認識していないような状態です。

全くスイッチに反応していないことから、電源スイッチか、スイッチ基板の故障の可能性があります。

電源スイッチの修理

電源スイッチの状態を確認するために、パソコンを分解します。

パソコンを分解し、スイッチ部分が出てきました。電源スイッチの基板上のセンサーを確認したところ若干陥没しており、外側の電源スイッチとセンサーがうまく噛み合わなくなってしまっておりました。

そのため、電源スイッチを押した感触はあってもセンサーが反応せず「電源が入らない」症状を引き起こしておりました。

幸い、今回は損傷がひどくなく補修で済みそうですので、スイッチ基板の補修を行い、電源が入るようになりました。

これで、電源が入らないノートパソコンの修理完了です。