【A1398】MacBook Pro Retina バッテリー交換と手順(Late 2013)

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A1398のバッテリー交換の手順と道具

このMacBook Pro Retina(A1398)は、バッテリーが本体側に両面テープ状の粘着剤でべったりとくっついてしまっております。

無理やり力わざで引きはがすと本体をゆがませたり、バッテリーを破裂させる恐れがあるため慎重に行う必要があります。

今回はバッテリーを外すために以下の物を駆使しました。

ヒートガン(温度調整+ノズル変更可タイプ)

ヒートガン

MacBook Pro Retina(A1398)のアルミボディという性質を生かし、本体のバッテリ接着面を温めて粘着剤を柔らかくします。

ヒートガンでMacBook Proの粘着対策

この際に、ホームセンターなどで売っている、1万前後の安価なドライヤー形状の大きい物では、キーボードなど余計な個所まで温め故障させてしまいます。

最低限、温度調整と風量調整、ノズル変更ができないと作業できません。
※秋葉原などの工具店で5万円前後で販売されております。

専用オープナー

MacBook Pro用オープナー

本体アルミ部分を温め粘着剤がはがしやすくなったら、素早くバッテリーと本体の接着面の隙間に「オープナー」を押し込み、本体を傷つけないように使用します。このオープナーは柔軟性があり本体に傷がつきにくくなっています。
※秋葉原の工具店で1000円前後

釣り糸またはタコ糸

釣り糸

上記のオープナーで隙間を作った後、隙間に釣り糸やタコ糸を通し横に移動しながらバッテリーを外します。すべてオープナーで開けるより、より傷がつくリスクが少なくできます。ネット上ではタコ糸を使用するという方法もありますが、当店では太さと強度のある釣り糸のほうが細くて使いやすいです。

またタコ糸から「糸くず」が出るので、糸くずがロジックボードに入ったりすることを嫌い、釣り糸を使用しています。

エタノールとシールはがし

バッテリーが本体から外れると、本体側に多数の粘着跡がついております。この粘着剤を除去しないとバッテリーを綺麗に取り付けることができません。

ツールはがしで大まかに除去した後、エタノールで拭いてクリーニングします

A1398のバッテリー取り外し完了

MacBook Pro Retina 膨張バッテリー

A1398の膨張バッテリーを取り外しました。それぞれのセルが膨張しています。

膨らんだバッテリー

バッテリーが膨らんだ状態で、破裂寸前でした。あとはバッテリーを新しい物へ交換すれば完了です。

MacBook Pro Retina(A1398)バッテリー交換完了

あとは、バッテリーの充放電などのテストと負荷テストを行えば、MacBook Pro Retina(1398)のバッテリー交換が完了です。

このMacBook Pro Retina(A1398)は、バッテリー交換に、かなりの工具と時間を用意する必要があります。

ご自身ですべての道具をそろえると金額も時間もかなりかかります。ご自身での交換が面倒な方は当店へMacBook修理のご相談ください。

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