USBキーが折れた症状の修理【ePass1000NC】

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USBキーが折れた症状

USBキーが折れたという症状のご相談を頂きました。

秋葉原店にお持込みいただいた際には、写真の用にUSBプラグの部分が折れてしまっており、完全に通電できない状態です。また、内部のピンが一本折れてなくなっています。

USBキーが折れた

USBキーとは

USBキーとは、パソコンのセキュリティ用品で、パソコンや専用ソフト、端末のログインや起動、操作をする際に必要な鍵のような物になります。

このUSBのキーがないとパソコンやソフト、端末などが起動できなかったり、操作できなかったりします。

データを保存するUSBメモリとは構造が異なります。

このようなUSBキーは、セキュリティーを強化している企業や、医療現場、役所、銀行などで使用されているようです。

USBキーの修理

今回お預かりしたUSBキーは完全に折れてしまっているため、このままでは使用できません。

また、USBメモリではない為、データを取り出せばいいわけではなく、データー取り出すための応急処置の方法では対処できません。

参考:USBメモリが折れた!当日の格安データ復旧

今回は、このUSBキーが唯一のキーで、予備などは無く、このUSBキーを修理して今後も使用し続ける必要があるとのことでした。

また、機器メーカーに再発行依頼するにも、手続きや再発行に時間が掛かる為、USBキーの修理が必要とのことでした。

当店へお越しいただく前に、データ復旧会社に相談されたようですがUSBメモリではないため修理できないとのことでした。

USBキーの分解

今回、完全にUSBキーが折れているため、まず分解をして状態を確認します。

セキュリティ対策に使用する製品らしく、簡単にこじ開けられないように、密着されており分解できないようになっていました。

その為、プラスティックケースを物理的に熱で切りながら開ける方法で分解します。

USBキーの分解

USBキーの状態を確認

USBキーを分解してみたところ、コネクタの部分の折れと、基板裏面のコンデンサが削れていることが判明しました。

USBキー基板

USBキーを補修

まずUSBキーのプラグ折れを修理する前にコンデンサを新しいものへ交換します。

次に、折れてしまっているUSBプラグをUSBケーブルに接続させます。

USBキーケーブル接続

通常のUSBケーブルメモリのデータ救出であれば、パソコンに接続してデータを救出すれば完了ですが、今後もこのUSBのキーを使用し続けるとのことですので、この状態では長く使用することができません。

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新しくケースを作り、1から作り直す

今後もこのUSBキーを、長く使用するにはケーブルをつなげた状態で、もとのケースに収めても長持ちしません。

その為、大きめのケースに入れて、今後、またぶつけて折れたりしないようにUSBの部分をケーブルタイプの物へ変更します。

まずからのケースを用意し、ケーブルを通すための穴を開けます

USBケースの作成

空のケースにUSBを通すための穴ができました。

ケース加工

次に、USBキーを絶縁した状態で、ケース内部に固定をし、ケーブルが抜けないように完全に固定してしまいます。

ゴム製アタッチメント

更にケースの穴の部分とUSBのケーブルがぶつかって摩耗しない用に、ゴム製のアタッチメントを付けることにしました。

ケースを完全に組み立て完了

最後に、絶縁がしっかりと出来ているか、導通できているかを最終確認してケースを完全に閉じます。

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オリジナルケースでUSBキー修理完了!

今度は、USB部分を柔軟なケーブルタイプにしたので、前回のようなUSBが折れてしまった。というようなトラブルのリスクを減らす事ができます。

また、サイズは少し大きくなってしまいましたが、その分、USBポートから出っ張たままではなく、パソコンの横におけるので、ぶつけるリスクの軽減にもなればと思います。

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USBが折れたトラブルなら

USBキーやUSBメモリ修理なら、秋葉原と新宿のイーハンズへお気軽にご相談ください。迅速かつ低価格で対応致します。

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