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Aドライブ、Bドライブはドコに行った!?

パソコンを購入し、コンピュータを開いてみると「Cドライブ」と「Dドライブ」があります。

これはひとつのハードディスクが2つに部屋分けされたような状態となっており、CドライブにはWindowsを起動するための大切なデータが沢山保存されています。

Dドライブは空っぽであることがほとんどですので、写真や動画、音楽などを保存する際に保存用ドライブとして使う事が望ましいでしょう。

ところで、CとDはありますが、AとBはどこへ行ったのでしょうか!?

実は昔のパソコンにはAドライブとBドライブが存在しました。

今はパソコンを起動するとWindowsが起動し、当たり前のようにWindowsを使っていますが、AドライブとBドライブはWindowsというOSが作られるよりも前のパソコンに搭載されていました。

当時のパソコンのOSは「ディスク・オペレーション・システム」というパソコンで、所謂DOSと呼ばれるものでした。

このDOSのパソコンを起動するために必要になるのがフロッピーディスクです。

今では内蔵されているハードディスクからOSを読み込み起動するのが当たり前ですが、DOSのパソコンではフロッピーディスクからOSを読み込んで起動していました。

このフロッピーディスクのドライブが「Aドライブ」と「Bドライブ」というわけです。

今のパソコンはひとつのハードディスクの中に起動するためのデータやアプリケーション、ソフトウェアなどのデータがまとめて入っていますが、当時はAドライブのフロッピーディスクに起動用データ、Bドライブのフロッピーディスクにアプリケーションやソフトウェアなどのデータが入っており、2枚のフロッピーディスクを使うためにAとBに分かれていました。

やがて、WindowsというOSが出てくるのと同じ頃、ハードディスクの価格が安くなってきたこともあり、起動データやアプリケーション、ソフトウェアデータをハードディスクに入れるようになりました。

その時に割り当てられたドライブがそれまでのAドライブ、Bドライブに続き、Cドライブになったというわけです。

昔使っていたWindows95やWindows98を搭載したパソコンにはフロッピーディスクドライブがついていましたが、確かにフロッピーディスクドライブがAドライブとなっていたと思います!

CDやDVDなどが主流となり、時代と共にフロッピーディスクの姿を見ることは無くなってきましたが、ドライブ名が「C」から始まっているというところに名残があったようですね。

最新型のパソコンではもうフロッピーディスクドライブは使わないことを前提としているためか、CD/DVDドライブに「Aドライブ」が割り当てられている場合もあるようです。

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